主 2014-12-14 21:50:23 |
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ぷっ、…ッ。東堂チャン、こっちの方が可愛いんジャナァイ?(相手の顔や反応をじー、っと見つめてふと何を思ったのかポッケに入っていた輪ゴムを取り出し前髪をぴょこんと一つに結び。その見た目のあほっぽさに思わず吹いてくすくすと笑い出しぽんぽんと頭を叩くように撫でて。しかし相手のリップを借りたところでどうしようか、と頭の中で過ぎりまさか相手は他の男達にも普通にリップを貸したりしているのではないかとどんどん悪い方に考えてしまい。「東堂ォ?」深く考えるのはやめ、と歯止めをかけ相手の肩に手をかけた瞬間いきなり振り向かれると此方も驚いたのか少し引き腰になり。リップを思わず受け取ればリップのキャップを外しおもむろに自らの唇に塗ると「ぅお、甘ったるい匂いすんネこれ…。……お前もしかして俺の使った後イヤとか?あー、ごめんネ?俺持って帰るから」相手の様子を見てそういうことか、とまたも勘違いしてリップを握り締めて相手を寂しげな目で見つめ。「ほらみろ、すっげェ顔熱いヨ?」目が合えば、相手の頰に優しく手を当てため息をつき。「心配するに決まって……ま、まァ一応チームメイトだし?」少し気恥ずかしかったのか首に手をやりそわそわとし出し。「ヘイヘイ。さっむ…」ドアを開けるとまだまだ冷たい冬の風が全身を包み身体を強張らせて)
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