ぬし、 2014-11-27 13:50:15 |
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>荒木 類
「…」
んー…なんか、モヤモヤするな…。
相手が後ろから来ていることなどは知らず、体育館を出てすぐにある階段を二段飛ばしでかけあがり、ちょっといつもより早いペースで長い廊下を走る。そして、再び感じたこの胸のモヤモヤとした感じがなんなのかを考えていると、突然捕まれた腕、そして強い力で引き寄せられれば「ぬぉっ!?」と可愛らしくもない変な叫び声をあげ、驚いたように目を見開き相手を見つめる。
「…な、ちょ、ちょっと近い…てか…足、早くない!?」
ゼーゼーと息をきらしながら少し相手から離れ、うつ向く。
自分なりに頑張って走っていたのだが、すんなりと相手に追い付かれてしまったことにショックを受ける。
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