ぬし、 2014-11-27 13:50:15 |
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>荒木 類
「…私ね…」
相手の問いかけに答えようとしたその時、ちょうど被るように聞こえてきた声の方へと視線を向ける。
見るからに派手な女子生徒。あれは、確か隣のクラスの……。チラリと横目で相手を見て、あぁ…なるほどね…と心の中で勝手に納得し、腕につけている時計を見る。時計の針はあと少しで昼休みが終る時刻を指していて、小さくため息をつくとゆっくりと立ち上がり長いスカートのシワを伸ばすようにパッパッパッと払うと
「じゃ、私はこれで……明日こそ、ちゃんと授業出てくださいね?」
そう言って少し呆れたように笑えば、話の途中だったが教室へ帰ろうと歩きだし
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