(かすった赫子を己の方へと引き戻し、どうにか相手の自由を奪えないかと考えつつ無意識のうちに人差し指をばき、と鳴らして。独り言に出てきた玲という名前の人物を訝しげに思っていた為、大きく旋回して此方に向かってくる相手に数秒遅れて気付き避けることは不可能だと判断し赫子を盾代わりにして攻撃に備え。