(此方に向かってくる赫子を避けようと後ろに退くも、どうやら掠れた様で頬に一筋の紅が走って。笑みを絶やさないまま、目を細めれば「…早ァ」「――今度はもっと遊べそうですねえ、玲ちゃん」と呟き。見回りと称した単なる散歩がてらに喰種を狩っていた為、相棒と言っても差支えない程の大鎌型のクインケは局に置いてきてしまっていて。困りましたねぇ、なんて心中で一人愚痴るも次手を考えたのか大きく旋回、再度相手へと向かい駆けて)