風人 2014-11-23 19:01:42 |
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小説『お遍路ガールズ』をあらためて読むと四人いるうちのひとりのヒロイン優奈さんが途中、何度もヒッチハイクしたズルを返上するために高知から再び一番札所に戻る場面は凄いなと思う。
別にクルマ乗ったり他人の親切やおもてなしをされるのは構わないけど逆に他人におもてなしを受けるのを当たり前にするのは“甘え”として作家さんは書いてる趣もあるかもしれない。
『お遍路ガールズ』の読者層はたぶん20代から40代からと思われる←実際、本の帯についてましたから。
だからちょっと戒め的な意味もあると思う。
だけど作品中に登場する人物たちはメインヒロインの琴美さんをはじめ優奈さんらも人には言えない過去を背負っている者たちもいる。
ところどころには救われたり笑いを誘う場面はあります。
だけど笑顔やおもてなしの裏側とも表現できなくもない。
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