匿名ゆき 2014-11-23 17:15:10 |
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シュルレアリスムライトノベル
あるならば、紹介してほしい。(だが、シュルレアリスム的技法を散りばめたものもあるはずなので、やはり多くに目を通す必要がある)
空中に一点、固定された螺巻き式の椅子の裏には
いつか踏みつけた猫の耳のような植物が生い茂っている
裏返しにして座ってみれば
今度は本来座られるべきであろう面に根が突出した
抜き取って食べてみたが食感がなく、味もない
遅効性の毒物ならばまだ活躍できそうなものの、その気配すらない
まったく未知かつ無意味なものだ
「にゃぁ…」とため息を吐いて立ち上がろうとすれば痛みが走る
先程の植物に代わり、表の面では尻尾を作り出していた
慌てて頭に触れてみると、数分前に視認したものが生えだしている
自由気ままな性格の奴には猫がお似合いってわけか…
研究材料にされないうちに、屋根から屋根への転送方程式でも計算しておこう
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