主*タルト 2014-10-20 03:38:35 |
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「自力で脱出出来ないのか?」
黒服の男にそう聞き返された。
「わ…私は弓使いなので、無理なんです!」
必死で助けを求めて。
「だったら、目を狙って攻撃すれば触手がほどけるぞ!」
「い…今、弓が…下に」
さっき宙に上がった時に弓が手から滑り、落ちてしまったらしい。
「はぁ…。じゃあ、動くなよ?」
黒服の男に言われ、動きを止める。
「うぉぉぉぉ!!!!!!!」
その人はすぐに敵を倒してしまった。
「きゃぁぁ!落ちるーー」
私が目をつぶり、落ちてかなりのダメージを受けると思っていたが…
「よっと。大丈夫か?」
黒服の男がお姫様抱っこをして助けてくれた。
「あっ…ありがとうござい…ます。」
顔を赤くして、相手にお礼を言って。
「お…お名前は?その…聞いても?」
もじもじしながら。
「俺の名前は………だ。」
その人と会って私は変わった。
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