ブラック 2014-10-18 07:11:51 |
通報 |
ル パ ン は 燃 え て い る か(ルパン赤ジャケ)
ル パ ン は 燃 え て い る か
朝の事だった。ルパンを起こしに部屋へ向かい、ノックもせずにドアを開けるとルパンが燃えていた!
何かの間違いだと思ったんだが、間違いなくルパンが燃えている。だが、苦しそうではない。
とても嬉しそうに燃えていた。いや違う萌えていたのだ。
「ふーじこちゃん」
何だ、夢でも見ているのか。そうか。紛らわしいな。
本当に紛らわしくて仕方ないので、そのままにしておこうとドアを閉めた。
**
ル パ ン は 燃 え て い る か 2
これは夜の事だった。リビング行くとルパンが燃えている! また不二子に萌えているのかと思いきや、本当に燃えていた。
テーブルに向かって何かを真剣にやっているので、後ろから覗いてみると『ルパンと不二子の交換日記』と書かれた文字を見つける。
くだらねぇな!
「仕事しろよ。ルパン」
取り合えず一言だけ言っておいた。
**
ル パ ン は 燃 え て い る か 3
「次元、先に行け。コイツは俺の敵だ」
肩と脚を負傷した俺の前に立ちルパンは愛銃を持ちながら放った。ミスをしたわけではない。
盗めてとんずらしようとした所に、ルパンの元相棒とやらが現れた。
「何言ってやがんだ!」
「良いから行け!」
有無を言わせぬ声で、ルパンは放って俺から離れる。元相棒はルパンを追いかけるようにして数歩走り出して、俺に銃口を向け、俺の後ろにあるガソリンタンクを撃った。
ガソリンが流れ出したところでジッポを投げ飛ばし、完全にもう逃げなれないと思ったら、目の前に赤いジャケットが現れた。
一瞬の事で分からなかったが、ルパンは俺を蹴飛ばし、自分が火の海の中。
ルパンは燃えていた。
「ルパァァァン!」
「何よ煩いなぁ……」
あれ? 生きてる。完全に火の海に居たルパンが生きている。いや、待てよ。俺確か肩と脚を怪我したはずなのに痛くない。
よく見ても傷跡がない。そして今いる所はアジトのリビングのソファーの上……。
夢落ちで良かった。と心底思った日だった。
トピック検索 |