ブラック 2014-10-18 07:11:51 |
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【心霊現象】内容実話・会話想像
ある日の事だった。
ある小学生(ヒビヤ)の一言から始まった。
「おばさん!いきなり冷房つけないで!!」
ヒビヤがキサラギに放った一言にキサラギが「おばっ!私じゃないよ!!」と言い、アジトの中に居たカノ(なぜいつも居るんだ)とマリー、俺、コノハとクロハが首を傾げる。
今日はそんなに暑くもなく、冷房もつけていないがヒビヤ曰く冷房がついたらしい。
「でも誰も冷房に近づいてないよ?」
カノの言葉に俺とマリー、キサラギが頷く。
コノハは話を聞いていなくクロハと何かを話している。
「いやでもついたんだって!」
「いつ?」
「2時間前!」
「私家にいたけど…」
キサラギの言葉にヒビヤは凍り付く。
ヒビヤが体験したのは2時間前にアジトに来て勝手に冷房がついたらしい。
それをそこに居ないキサラギのせいにするのはどうかと思うが…。
アジトには誰一人居なかったらしいので、この現象はおかしい。
いや、電気の流れが変わって勝手に作動したとも考えられる。
計画停電とかそういった事情かも知れない。
ここはしばらく様子を見よう。
「暫く様子をみるぞ」
俺が発した言葉にみんな頷いた。
五月○日×曜日。
今度はエネが何か言い出したようだ。
『ご主人!用も無いのにCD入れを開けないでください!!』
今朝の事らしい。
パソコンを起動してる間にトイレを済ませて、カッブ麺を取りに行っている間の出来事らしい。
『ご主人用もないのに何回もCD入れを開けて…』
「オレネットで検索してただろうが!!」
シンタローが反発して暫く言い合いが続いたので、俺はソファから立ち上がり時間も夕方なので、飯を作りにキッチンに向かう。
キドがご飯を作っている間僕がナレーションをするね。
シンタロー君から話を聞くとパソコンでカクカクシカジカを調べていたら(何を調べていたのか覚えてないので適当にして)勝手にCDを入れるとこが、開いたらしい。
「誤差動じゃないの?」と尋ねると「そんな誤差動があるか!」と返ってきた。
そんな事言われても僕パソコンの事知らないし。
暫く話を聞いているとキサラギちゃんも、テレビの音量が勝手に上がったらしい。
ひえぇぇぇぇぇぇぇぇ、と言うマリーの声が…っていつから聞いてたの?
「そうだったら最近おかしいよね…」
「あぁ、モモから聞いたが勝手に冷房がついたんだってな」
「まぁね」
一通りのことをシンタロー君に話すと、シンタロー君はまじめに考え始めて暫く経ってから「塩でもまくか」と言っていて、さすがにキドに怒られるので止めとこうと言うことになった時に、キドからご飯だと知らされる。
★★★
キドのご飯も食べ終わって、キサラギちゃんがお風呂に入っているときに、よくみたら結構最近に取り替えたはずの時計の指す時刻は大変な事になっていた。
短針と長針と秒針の三つが動くタイプで、電池式のやつだし最近電池を変えたから気にしなかったのに、もう一時間もずれていたなんて。
何がどうしてこうなったんだろう。
明らかに霊の仕業なのだろうか…。
★★★
次の日、時計を新しいのに変えてようすをみることにしてこの事件は幕を閉じた。
たぶん、またいつか語ることになると思うよ。
☆☆☆
「カノ…」
「何、キド?」
「途中から俺のナレーション取るなぁ!」
「ぐぼっ…みぞおち…殴らないで…」
幽霊よりキドの方がよっぽど怖いかもね…。
おっと、恐い恐い。
【心霊現象】END
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