主 2014-10-15 20:55:58 |
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……そう、なんだ…。
(彼の返答を聞いても全く満足しない。満足する筈が無かった。彼と隙間が、溝が、出来ていた事なんて己だってわかっていた。己も寂しかったんだ、彼と会えなくて、彼と触れられなくて。彼も同じ気持ちだったのかもしれない、その寂しさを埋めるために ─ 、そう考えると胸が痛む。ズキンズキンと彼の言葉が胸に響く。言って欲しかった、寂しかった、なら。でも己も彼のことは言えないから、己も何も自分の本当の気持ちを彼に話すことはできなかったかえあ。「私ね…今まで…、ずっと、……これからも遊くんの事好きだよ。」己の本当の気持ち。彼のことが本当に大好きだということ。その気持ちはこれからも変わらないということ。全てが今から元に戻ることは決してできない。また前のように笑い合える日が来るのだろうか。それとも、もう彼とは"前のように"なんて戻れないのだろうか。「…………うん。」彼の優しさを拒絶できない己がいた。彼の言葉を否定できない。涙が頬を伝う彼を放っておけない。そんな己は優しい、ではなく只"弱い"だけで。これで本当に良いのだろうか。彼の浮気を許す、なんて出来るのだろうか。元に戻ることが出来るのだろうか。まだ気持ちの整理もついていないまま、ゆっくり、口角を上げ上記述べて
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