ハナミズキ 2014-09-28 23:00:11 |
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夜の11時を回った頃、そろそろお風呂にでも入って寝ようと思い、着替えを持って風呂場のドアを開けると、そこには風呂から出たばかりの和也が立っていた。
いきなりドアが開いたので、驚いた表情の、和也の裸体が鈴の目に飛び込んできた。
鈴にしてみれば、仕事上男の裸体などは見慣れている。
平然としたものだ。
「あっ。ごめんなさい、今出るとこですか?」
平常心で和也に問いかける。
ところが和也は、プルプルと体を震わせながら
「出て行けえええぇぇぇぇぇぇ!!」
絶叫をした・・・。
次の日には両親が新婚旅行から帰っては来たが、和也はその一件以来、今まで以上に鈴と距離を置くようになった。
バカで協調性が無く、周りの空気が読めない上に、変態と言うレッテルまで張られてしまったのである。
男の裸を見ても悲鳴一つ上げないばかりか、まじまじとガン見をしながら顔さえ赤らめない。
恥ずかしいという言葉はこいつには無いのか?!と言う気持ちで一杯であった。
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