死神 2014-09-28 13:01:52 |
通報 |
何を言っている。お前の寿命が残り少ないからこうして俺が…!(こちらは真剣に言ったつもりだが、相手は呑気な返答を寄越して。死期が近いから自分がこうして迎えに来たのだ。ついさっき吐いたばかりの“守護霊”という設定を忘れかけ、つかつかと相手の居るベッドの傍まで詰め寄り、眉を寄せてやや語気を荒げて言い放ち。そしてはた、と我に返り口を閉じ。やはり頭の固い自分には嘘を吐くという行為が馴染まないのだろうか、もごもごと言い淀み言訳を必死に考えて。)
と、とにかく、お前の病状があまり思わしくないんだ。守護霊の俺にはそれが分かる。(どもりつつも、成るべく相手を傷つけないような言い方を心がけて告げて。彼女の次の反応を見るのが非常に不安であるが、続けて言葉を紡ぎ。)だが安心しろ、俺が居れば命を落とすこともない。(とん、と自分の胸に拳を当てて。さて、いくら純粋な相手と言えどどこまで信用してくれるのか甚だ疑問であるが…。)
トピック検索 |