--　愛に飢えた狼　--

よろしくだァ？…悪ィが同じ年の女には興味無ェんだよ。（夢中になっていた携帯ゲームで負けたのか悔しがり頭を乱暴に掻くといつの間に来たのか、自分の隣の席の方で女性特有の高い声色を耳にすると睨むように視線遣ると怪訝そうに椅子の背もたれに体重乗せるとわざと大きな声でクラス全員に聞こえるよう告げてはドッと笑いおこり此方は満足気に携帯ゲームに没頭し始めて

（/シチュエーションですかー…日直が二人になっていろいろ（←）あるとかってのはどうですか？まあそのいろいろを考えなきゃいけないんですけどね…）

…!? 私だってあんたみたいな柄悪そうな人に興味ないし！
(彼の言葉に又頭にカッと血が昇ったのが分かった。然も周りから浮き出る笑い。恥ずかしさと怒りで顔が赤くなりそうになるも。強気に上記言い返し…っやってしまった。第一印象は抑えて抑えて良い印象をもたせたかったのに！全部この隣の奴のせいだ。キリッと彼を睨み自分の席の座ると鞄の整理をし

(/なんか強気すぎて可愛げなさすぎなんですがもうちょっと可愛げあった方が良いなら直しますよ←なんなりと言ってください！日直で皆が帰る中、勿論奨君も帰ろうとしたところ凛が引き止めて…みたいな感じですかね？私のこの頭ではこのくらいしかryry

…あーあ、一気にやる気なくなった。保健室で昼寝でもしてくっかなあ？（先ほどの慎ましやかな相手とは違いそっちが本性かと口角上げ笑うと相手のことなど気にも止めず未だ笑いが起こる教室を見渡し伸びをしてだらしない声色で告げては机から立ち上がり荷物も持たず保健室へと向かうべくまたもや乱暴にドアを開け閉めることをせず持っていた携帯をポケットにしまい姿消して

（/いえいえ、それくらいの女の子の方が落とし甲斐あるってもんですよ！/←何ｲｯﾃﾝﾀﾞ/おおっ、ナイスアイディーア！展開が広がりますねぇ/ﾆｼｼｯ/それで行ってみますか！早速放課後まで飛ばして保健室で寝てて教室に鞄取りに戻って帰ろうとしたところから…ってかどんだけ寝ンダヨみたいな？←ｼﾗﾈｰﾔｨ）

(バタンッと先程のような乱雑な音が響いた教室。彼が出て行ったようで。あの態度…ほんとむかつく！イライラがピークなまま放課後を迎えた。早く帰りたい、この一心で教室から出ようとすると担任の先生から声を掛けられた。「…え、でもあの…あ。大丈夫です。」なんと己は今日日直だったらしく。然もその相手が憎たらしき隣のあいつ。あからさまに眉を潜め断ろうとするも結局断れず。渋々黒板消しを持って黒板を消して行く。もう教室は誰もいない。誰か手伝ってくれても良いのに、何て我儘をいっても仕方がないか。はあ、と溜息を漏らし。あんな奴、頼りになんないし

(/本当ですか！では覚悟して生意気でいかせてもらいます←凛を落とすのは大変ですよ/黙/オッケーです。早くイチャイチャしたいryry

…ったくアイツら、起こしに来てくれても良かったんじゃねぇか？完全無視りやがって！…本ッ当遣えねぇなあ。（何とあれから何時間経ったのか既に周りは帰っている者も居れば部活動に励む者もいて。舌打ちすれば廊下の真ん中を堂々と歩き教室へとくればもう誰も居ないだろうと普通に入れば黒板を消している最中の相手が居て。特に気にもせず机の上から鞄取ると一言も発さず教室を出ようとして

（/どんな手段取ってでも落とします！何せこんな野郎ですからね！其方こそ覚悟は宜しいですか？/ぇ/それは私もですよーっ！そうなるよう我々が尽力せねばなりませんなあ！←）

…っちょ、あんた今日日直なんだからね！ちょっとは手伝おうとか思わない訳！？
(開いたドア。誰だろう、と視線を移せば直ぐ様己の表情は強張った。隣のあいつ…もしかして、手伝いに来たのだろうか…何て思った自分が馬鹿だった。一生懸命黒板を消しているというのに！そんな己に目もくれずスタスタと帰ろうとした彼の腕をグイと引っ張り文句をぶつけた。ほんっと血も涙もない奴！！少し怖い、何て気の所為だ←

(/もう覚悟は最初からできていますよ！奨君にメロメロになる覚悟が←←この先、奨をめちゃくちゃに妬かせたいです/照/黙←←/ボディタッチしちゃいました！/キャッ←/

はぁ？んなの知るかよ。だいたい日直なんて誰もまともにやってねぇよ、何良い子ぶってんの。そんなんしたって成績なんて上がらねぇから（このまま帰れるかと思いきや腕掴まれ明らかな不機嫌さを醸し出せば振り払い。相手を突き飛ばすように押せばドスの効いた声で黒板に追いやり片腕を黒板につき耳元に口寄せて皮肉言えばそのまま離れて教室から出て行き

（/結構色っぽい奨にしようと必死です、只でさえ怖いんで。/←/妬きもちイベントなら任せて下さいッ、そういうの得意です/笑/なんか今でも羨ましい展開なのに付き合うとかってなったらどうなるんだああああ←/ｳﾙｾ）

（/上げておきます！）

………っ誰もまともにやらないからやるんでしょ！？
(誰かとこんなに近い距離になったことなんて無かった。然もその相手がこんな異性の奴なんて…！こんな奴でも少し顔が赤くなりそうな己が嫌だった。口元で皮肉を言われれば少しも間其の儘突っ立っているもハッと我に返って彼を追いかける。其の儘の勢いで手に持っていた黒板消しを投げて見た。見事に彼の頭に命中…ざまあみろ、

(/色っぽすぎてクラクラするんですががんばって抑えてます/←/いつか爆発させるつもりなので/ryry/もうほんとムードぶち壊しの凛ちゃん/てへ/黙/この後日直を渋々終わらせ無理やり一緒に帰ったりしてくれたらもう鼻血出そうです/←

…痛ッ、…ってめぇ、何すんだよ！もし他の奴に当たってたら俺みてぇに愚痴だけじゃ済まねぇぞっ！…日直の仕事は終わったのかよ（両ポケットに手を突っ込みがに股で歩いていれば後方から見事、黒板消しに当たり。勢い良く振り返ると犯人は一人しか居なく、足音立て近づくと後頭部抑えながら文句垂れ。しかしこうさせたのは明らかに自分で、ため息つくと渋々問いかけ、人生初めての日直仕事に手をつけようとしていて

（/なんと意地っ張りな！/←/恋に落ちちゃったりしちゃって良いんですよ？/このムードも有りですから！/だったら帰り道が偶然一緒で嫌々ながらも無事帰宅みたいなのはどうでしょう！/興奮、笑）

…こんな事あんた以外の人にする訳無いでしょ…え。手伝ってくれるの？
(勿論言い返して来た彼にツンとした表情で上記。彼が此方に戻ってくるのが見え何と己の日直を手伝ってくれるとのこと。手伝う、というか元は彼もしなくてはならない仕事なのだが。そんな予想外も返答が返ってくるとは思わず、ついキョトンとした表情を見せてしまい。半信半疑そうに問いかけ

(/いやいや、凛ちゃんはまだまだ落ちませぬ/←/奨君の優しさに少し見直したようです/ry/殴/最高ですね！それで行きましょうか！細い道を通っている時に車と凛がスレスレで奨君が抱き寄せて「…あっぶね、」みたいなベタパターンも興奮ですね/((

…そうじゃねぇよ、俺の気分だ。ほっとけ（落ちた黒板消しを拾うと相手を手伝うという言葉が気に喰わず自分なりの言い方に直せば舌打ちするとその場から離れ教室へと入り教卓に置いてある日誌をを見ては開き、どう書けば良いのか分からなかったので前の人のを参考に適当に書けば後は職員室に持って行くだけなのだがどうにもそれは面倒らしくそれだけは相手に押し付けるべく廊下に居る相手に日誌渡し、自分は肩に鞄掛けて玄関を目指し歩き始めて

（/攻略が難しそうですね/ぐぬぬッ/お、見込みありそうですかねぇ。/ニタリ/うおおおおっ！青春！なんか一気にお互いの距離が縮こまって雰囲気良くなったりして。/←）

……あ、ありがとう。
(彼の様子を廊下から見ていればスラスラと日誌まで書いてくれてるじゃないか…もしかして良い人？だなんて己の思考回路はグルグルと回っていて。己の前を通り過ぎスタスタと帰ろうとする彼の背中に向かってお礼を言った。素直になるのは苦手だから彼に聞こえているかなんて分からないけど。彼の書いた日誌を手に持って職員室へ向かった…なんだろ、複雑な気分

(/ふｯふふ。頑張ってくださいよー/黙/もう本体はとっくのとうに奨君に惚れているので/聞いてない/←/そうなったら興奮ですね/←←

…何だ、てめぇら。…はぁ、てめぇらも暇人だな？どんだけケンカしてぇんだよ、でも良いぜ。かかってこいよ（窓の景色を見ながら玄関に着くと靴を履き替え外へと一歩踏み出し今日は何だか家に真っ直ぐ帰りたい気分だったので帰路についていると他校だろう制服の集団が前を遮り立っているのでため息つくと人差し指でクイッと挑発して、自分vs.他校の集団でケンカし始めて

（/はい、頑張ります！←/マジですか、メッチャ嬉しいじゃないですか！でもこっちも其方に負けないくらい凛ちゃんを好きになってます/by背後。でもですね、今の展開から一緒に帰るってシーン作るの難しくないですか？←お前がしたんだろ/どうしましょおおお！）

……なっ、何喧嘩してんの。
(職員室に日誌を渡しに行き玄関に向かえば。どこか校門が騒がしかった。人も少なくっている時間帯なのに何があったんだろうか。顔を覗き込むと誰か喧嘩をしているようで。然もその主は己が先程見直した彼。やっぱり、喧嘩するような野蛮な奴なんだ。見直した私が馬鹿だった。喧嘩なんて大っ嫌いだ。あからさまに嫌そうな顔をして喧嘩の中に入れば彼の腕を無理やり引っ張り校門から出て。喧嘩相手の人が何か言っているようだが気にしない

(/凛も頑張りますから覚悟してください/ry/いやいや私の方が好きなのでs((/どうでしょうか！此の儘一緒に帰っちゃいましょう！/←/凛ちゃん最強/ryry

んだよ、邪魔すんなって。…絶対ェ俺が勝ってたってのによ。（胸ぐら掴み殴り掛かろうとしたのは良いがその場から強制退去させられ拳の行き場に困りソッと下ろしケンカを中断させた張本人に眉間の皺を寄せ苛立ちながら文句垂れ、もう怒るのにも疲れたのかため息つくと今度こそ家へと赴くため両ポケットに手を突っ込みすれ違う人達に威嚇しながら歩いて

（/どっからでも掛かって来い、ですよ！凛ちゃん大好きなのは誰にも負けません！/拳グッ/おお、そういう展開で来ましたか！もう陰に連れ込んでキャッハアアアッしたi/最強凛ちゃんに似合うのはもうこの奨しか居ませんって！）

そういう問題じゃ無い！学校の前で喧嘩なんてあり得ないんだから！
(やはり己が喧嘩を止めて彼は怒っているようで。そんな彼に御構い無しに相変わらず反論を言い終われば家へと向かって歩く。何故か先程から彼が己の前をずっと歩いているような気がするのは気の所為だろうか。己は決して彼の後をつけているとかそんなんじゃ無いのに。そんな事をする筈が無い。「…も、もしかしてあんた家こっち方向なの？」恐る恐る聞いて見て

(/一緒に帰ってること自覚させちゃいましたよー！なんですか、そのキャッハアァアは私もしたくてしたくて堪らな/ry/逆のイケメン奨君にあうのは凛だけですから/うふふ/←

んなん知るかよ、俺の他にもしてる奴らだって居るし…つか俺注意すんじゃなくてさっきの奴ら注意しろよな。…アイツらからケンカ吹っ掛けて来たんだからよ。んあ？じゃなきゃこっち来ねぇだろ。てめぇの頭は飾りか？頭が良い奴演じんなら状況もしっかり把握しとかねぇと怪しまれんぞ（自分だけ注意されるのは何か違うと反論しては片耳をつまらなさそうにほじり←/決して自分は悪くないと言いたげな表情浮かべ。何ですかその質問はとでも言いたそうにジッと相手を見れば頭指差して皮肉告げ最後には鼻で笑ってやり

（/なんと！しかもそれを物怖じせずに答える奨…強しッ/ぇ/でもまだお預けですねぇ、なんてったって凛ちゃんと奨さん仲悪いんですもん。でも端から見れば漫才してそうな感じで面白いですけどね！/ﾄﾞﾔｧ/もうお互い居なきゃいけない存在なんですよ！会えて良かった！/嬉泣）

喧嘩買う方も買う方でしょ。……野蛮なあんたよりは賢いと思うけど？
(己は彼が喧嘩をしていようが何も関係無いのに。さっきは何故か注意をしてしまった。何故だろうか。先程見直した彼が喧嘩をしているのが嫌だったから？彼の事を考えるだなんて己は可笑しくなったのか。彼なんて興味無いんだから。己の質問に素直に答えれば良いのに態々癇に障る言い方をする彼。己も負け時と反論する。ほんっとやな奴！

(/奨君と喧嘩したら一生止まらない気がします/←/あれじゃないですか。喧嘩する程仲が良い/←←/喧嘩してくうちに恋心に変わってくるんですよ！/にゃは←/居なきゃ生きていれない！/笑

…うるせぇよ。…一々気に触る言い方しやがって。（確かに相手の言うことも一理ある、反論など出来るはずも無く、歯を食いしばり悔しげに一喝して。自分より相手の方が優れているなど百も承知。しかしそれを認めたくない自分が居て。舌打ちするとそそくさと歩き相手と距離を取り

（/誰か止めないとっ！…よく言いますよねぇ、早く変わっちゃえ！/←投げやり/人生たった一人の伴侶ですね！/ｷﾘｯま）