主 2014-09-01 00:48:01 |
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え、と…――まあ、その祈りのおかげで攻略が成功した、と、言えるかもしれないけれど…。(おずおずと上げ直した視線の先、柔らかな微笑と共に衝撃の一言を告げられ、強張る身体と裏腹に何か言わなければと先走った口が意味のない音を紡ぐ。暫し目を瞠ったまま相手を見つめていたが、ふと意識は現実に引き戻され素早く顔を背けはっきりしない口振りで上記を述べた後、顔色を伺うように横目で相手を見遣って。「いえ、私が空腹だっただけですから。…デザートには、伊良湖さんのアイス最中なんてどうかしら。たまの贅沢に。」素知らぬ顔で相手の感謝を退けながらも内心良い返事をもらえた事に胸を撫で下ろし、早速食堂へ向かおうと踵を返せば廊下に出て。立ち止まり相手を振り返ると、アイスに加わりやってきた新メニューに思いを馳せ、僅かに頬を緩ませる。)
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