私にとってのそれは 既に放たれた弾丸で 既に私の胸に風穴を 開けているそれと同じで なにを言ったって なにを言われたって もう私の心の臓は 撃ち抜かれてしまっているんだ。 それなのに この鉛玉を撃った貴女に 生きて、と言われる私は どうすればいいのだろう。 なぜその銃を握った なぜその銃口を私に向けた なぜその引き金に指をかけた なぜその引き金を引いた そしてなぜ、私に生きろと言う