「ふん、愚民よ。たまには家臣の言うことを聞いてやることも主の務め。妾になんなりと言ってみよ」
「・・・あのさ、お前。なんで幼女のくせにそんな偉そうなの?」
どうしてこんな状況かと言うとちょっと話さなくちゃいけない―
俺の祖父はかなりのお金持ち・・・らしい。何で「らしい」なのかというと俺の両親はその祖父が当主をやっていた財閥に嫌気が差して駆け落ちしたらしい。
その駆け落ちが原因で両親は祖父から縁を切られて今までのような贅沢な暮らしから一変して庶民的な暮らしをするようになってその2人の間に俺が生まれたみたいだ
俺は今両親の元を離れて俺の通う高校から近いアパートに独り暮らしをしている。ちゃんとバイトもしてなるべく親に負担をかけないようにしているつもりだ。
友人もいるし普通に楽しい日常を送っていたのだがある日そんな穏やかな暮らしは一変することになる
ある日俺が家でくつろいでいるとインターホンがなったから玄関のドアを開けたら知らない爺さんと小学生くらいの小さな子供がいた。そしてその爺さんが俺に向かっていきなり『しばらくこの娘をお前の部屋に住まわせてやってくれないか?』そんな事を言ってきたのだ。
話を聞くとその爺さんはどうやら例の財閥の当主、つまり俺の祖父でありもう一人の子供はどうやら俺の従兄妹(いとこ)にあたるようで・・・。
俺の意見など通らず理由も分からないまま爺さんはその子供を俺に預けて帰っていった。
まぁそこまでは百歩譲って許そう・・・いや、一万歩くらいか
問題はこの子供・・・俺の従兄妹なんだが、どうやら年は16歳らしい。つまり俺の一個下って訳だが・・・どう見てもそいつは小学生にしか見えない。しかも厄介なことにそいつは・・・
『お前が新しい家臣か愚民よ。主である妾に忠誠を誓うがよい』
かなり面倒な性格だった・・・。言動まで小学生かよ―!
まぁそんなこんなで俺とその幼女の生活が始まっってしまった・・・
ちょっとした説明は
>1に書きます
>2 は主のpf