アッおれですか(両肘をついてカップを持ったままぼんやりしていると隣で誰かに話しかける声。知り合いでもいるのだろうかとちらと横目で見やればこちらを向いている気がする、念のため逆も見て、誰もいない、当たり前だカウンターの端だったことを思い出す。自分に話しかけているのだと分かれば漸く間抜けな返事を返して)