おれみたいなのは忙しくなくてまったくいいですわ(皮肉っぽく口の端を上げてみせ。同じ方向だったとは知らず。並んで歩き出す彼にエッとかアッとかびびりながら、きょうはコンビニすね、と薄笑いで答えて。快く応える相手に楽しみにしてますねと頷いて、床の色の違うところだけを踏んで出口へと歩き、)