そういうことに、(しておきましょうと吐く息と共に聞こえない位の声で呟けば、もったりと相手の後について歩き出し、相手のほうが幾らか身長の低いのに気付いて意外そうに首を傾いで。おにいさんもさー、なに描いてたんですか? 絵かなんかでしょ? と彼のペンを動かす音やスピードは字を書くそれじゃなかったなと思い出しながら、彼が会計のカウンターに差し掛かる絶妙なタイミングで好奇心を発揮して)