ぬしっぽいど 2014-08-07 08:58:14 |
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>キョウカさん
ふふ、敵の領分に足を踏み入れるなんて愚かなことをするつもりはないわ
(不安げな表情で首を振る彼女を見ると、何がそんなに楽しいのかまた微笑みを浮かべ上記を述べて。実際、一つの領分のトップである己が他の領分の民に手を出そうものならそれこそ戦争が起こるだろう。だから彼女に危害を加えるつもりは本当にないとどうにかわかってもらえないだろうか…それとも、彼女の意思なんて無視してさっさと移動魔法で飛ばしちゃおうかしら、なんてことを考えはじめ、いっそうどんよりし出した曇天の空を見上げて。
>ヴァハムート
…ッヴァハムート!
(だいぶ長い間触れていたように感じるそれが離れると、己は後ろに手をつき彼と距離を取り。そしてやや掠れてはいるが力強さをはらんだ声色で彼の名を呼べば、何から追求すればいいものか考えまた口を閉ざして。そして暫し待つも彼の口から謝罪の言葉が出ないことを確認すれば、別に謝ってほしいわけでもないのかその事に対して何をとがめる訳でもなくぼそりと「どうして、」と呟いて。何か自分らにとって都合のよくないものが周囲にいたとしても、隠れる方法など他にもあったはず。しかし腕力のない己は身動きを取ることもできず、挙句口を塞がれようものならもうなす術等なくて。そんな事を考えた上の色々な意味を含んだ「どうして」という質問なのだが、果たして彼はどう弁明するのだろうか。なんて思いながら、己はじっと彼を見つめて。
>ルウェイン
そんなの私達のやり方じゃないわ
(彼の言葉を耳にすれば、「真面目」という単語に反応し突っ込もうかとも思ったがそこまで彼と親しく心を寄せる必要もないかと考え、上記を述べ。そしてつまらなさそうに前に足を投げ出せば、伏せていた瞳をきょろりと彼へ向け、エルフ特有の目鼻立ちのはっきりとしたその端正な顔を、何を考えているのか思考を読み取るかのようにしてじっと見つめ。
――あなたって割と面倒見のいい男よね
(その口約束は果たして本物なのかは知らないし特に期待もしていないが、やけに甲斐甲斐しい彼を見やると口から上記の台詞が滑り出し。しかし、直後自分の発言を頭の中で復唱すると何だか気まずいようなこっぱずかしいような感じがして、彼に顔を見られないようふいっとそっぽを向けば若干苦い顔をして。
――あなたが青の領分の男だったら、気兼ねなく「お紅茶でもどうかしら」ってお誘いするのに
(何の抵抗もなく誘いに応じた彼。そんな様子に面食らうも、彼の言葉はきっと軽い冗談なのであろうと解釈し、ふっと笑みを零すとこちらも冗談のつもりで上記の台詞を述べ。実際どこか屋内へ二人で移動しようものなら、距離の問題で此方にとってはデメリットしかないだろう。――しかし、湿気が増してきたけれど、アズハルスを呼ぼうかしら……なんて考えはじめると、己は小さな手を膝の上に置き息を吐いて。
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