ハナミズキ 2014-07-29 20:56:35 |
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そんな事を考えながら、いままでの短いような、長かったような、自分の人生を振り返ってみれば、いつも周りに合わせ、自分を殺し、本音で向き合った人は居なかったんじゃないのかとさえ思えてきた。
両親にだってそうだ。
母親にはいつも家に居てほしかった。
「ただいま」と言ったら「おかえり」と言って欲しかった。
学校での出来事や、相談事を話したかった。
でも、話そうとすると
「いま忙しいから後でね」
と、必ずと言っていいほど言われる。
あとでね、と言っておいて、話を聞いてくれた事なんてほんの数回だけ。
いつも忙しそうにしていたっけ。
熱を出して私が寝込んでいても、「もう大きいんだから一人でも大丈夫よね」と言い、仕事に行ってしまった母。
「うん」と入ったけれど、本当はあの時、側にいて欲しかった。
父だってそうだ。
私が「おはよう」と言っても「ああ」としか言わない。
ご飯を食べる時も、食べ終わった時も、なにも言わない。
いつも無言で食べるだけ・・・。
私の家には、会話らしい会話が存在しないのだ。
リビングに居ると息苦しい。
だから食事以外は自分の部屋に居る事が多くなる。
部屋に居てもやる事がないので、勉強をするしかなかった。
そのおかげで学年上位には、いつも食い込んでいた。
良いのか悪いのか・・・・。
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