ハナミズキ 2014-07-29 20:56:35 |
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「おい・・・お前、泣いてただろ」
「泣いてないし」
「なら、その変な声はなんなんだよ」
「変じゃないし・・・普通だし・・・」
電話の向こうから「はぁ~・・」とため息が聞こえる。
「何かあったんなら言ってみろ」
「・・・なんもない」
「じゃあ、なんで今、お前は泣いてんだ!?」
「・・・えっ?」
「泣いてるだろ。
俺に隠そうなんて100年はぇーんだよ」
「ううううぅぅぅぅ・・・・・」
堪えていたはずの泣き声が漏れてしまった。
サナは泣きながら、今朝の出来事をサイに話した。
「・・・そっか。
辛かったな
よく1人で頑張ったな
偉いぞ、サナ」
普段は俺様で憎まれ口しか叩かないサイだけど、本当のサイは優しくてとても温かい人だと言う事を再認識した。
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