ハナミズキ 2014-07-29 20:56:35 |
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それから少し経った頃、夜中に発作を起こしてしまい、病院に運ばれた。
二日ほどの様子見で、家に帰る事ができた。
だが、数日経つと、また発作が俺を襲う。
その度に病院と家との往復で、どちらが自分の家なの分からない状態になっていた。
頻繁に入退院を繰り返す俺のために、マメが家から携帯をこっそり持ってきてくれた。
「夜中にベッド抜け出してチャットに来いよ」
「ああ・・ありがとうな。
サナには俺の病気の事は言うなよ」
「分かってるって!」
「お前は口が軽いからな・・・」
「言わないよ・・・言うわけないだろ
もし言ったら・・・あいつ、きっと泣く」
二人は顔を見合わせながら苦笑いをした。
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