あの日の夏の思い出

あの日の夏の思い出

ハナミズキ  2014-07-29 20:56:35 
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あらすじ

同じ日常、繰り返す日々。
現実に疲れた一人の少女が、チャットの世界に足を踏み入れた。

その世界で1人の男性と巡り合う。

名前や住所、顔さえも知らない相手に、文字の世界だけで本気になった。
相手の事をもっと知りたいと思うようになり、いろいろとアピールするも思いは通じない。

そんなある日、ひょんな事からその人の秘密を知ってしまう。

そして少女は・・・・。

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  • No.30 by ハナミズキ  2014-07-31 09:48:53 

「なんかさ、ずっと同じ体制だから肩凝っちゃった」

二人はババ臭いだの年寄りだのいじってきたが、突然イヤホンから

「・・・うっ・・あっ・・いっ・・あぁ・・・」

なやましげなサナの声が漏れてきた。
しばらく続く沈黙、その最中にも更に

「んん・・・いっ・・はぁ・・きもちぃ・・・」

二人の耳はその声にくぎ付けになり、いらぬ妄想まで脳内に飛び交う。

「おい・・・お前いったいなにしてんだ」

恐る恐るサイが尋ねてきた。

「・・・ん?なにって?アレに決まってるじゃない」
「アレ?」

マメの声が、明らかに動揺をしている。

「そうよ。アレよ、ア・レ」

いま自分に出来る限りの艶っぽい声を出し、二人の自爆を誘う。

「・・・あれって、まさか」
「そのまさかだけど、やっちゃダメなの?
 誰かにやってもらうのが一番気持ちいいけど
 いま1人だし・・・自分でするしかないから」
「ダメって事はないけど・・いまする?そんな事」
「だってぇ~、我慢できなくなって・・・」
「いや、だからそれは・・・」

完全に何かと勘違いしてるマメだった。

「マメなら優しいから上手そうだよね(力加減が)」
「ま・・まぁな」
「でも、サイも意外とこういう事得意そうなんだけど?」
「俺か?まぁな、なんだよ、やって欲しいのかよ」
「・・・うん、やって欲しい(肩揉みをね)」
「朝まで寝かせないぜ?その覚悟はあるのか?」

サイまでもが完璧に勘違いをしてるようだ。

「朝までは・・遠慮しとくw
 5分か10分でいいよ」
「はぁ?そんなんで終わったら男じゃないだろ」
「でもぉ~、朝までなんてぇ~、サイが疲れちゃうよ?」
「そんくらいで疲れるわけねぇだろ」

そろそろネタばらしをしようと

「でもさ、いくらなんでも朝まで揉んでもらうのはちょっと心苦しいかな」
「「揉む?!」」
「うん、そう。
 さっき言ったじゃん
 肩凝ったって」

「「・・・・・・・・・・・・・・・。」」
「なんだと思ってたのよwww」

爆笑しながら悪戯っぽく聞いてみた。

「てっきり1人でオナってると思ったぜ」
「オナってるって?」
「1人Hの事だよ!」

なかば切れ気味のサイだった。

「はい!言った~wwww」
「さな、てめぇはめたな!?」

私はケタケタ笑いながら

「さっきの仕返しで~す♪
 ほんと、どスケベ、変態だわねwww」

微かにサイと思われる舌打ちの音が聞こえてきた。

「・・・・・ちっ」

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