ハナミズキ 2014-07-29 20:56:35 |
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「なんかさ、ずっと同じ体制だから肩凝っちゃった」
二人はババ臭いだの年寄りだのいじってきたが、突然イヤホンから
「・・・うっ・・あっ・・いっ・・あぁ・・・」
なやましげなサナの声が漏れてきた。
しばらく続く沈黙、その最中にも更に
「んん・・・いっ・・はぁ・・きもちぃ・・・」
二人の耳はその声にくぎ付けになり、いらぬ妄想まで脳内に飛び交う。
「おい・・・お前いったいなにしてんだ」
恐る恐るサイが尋ねてきた。
「・・・ん?なにって?アレに決まってるじゃない」
「アレ?」
マメの声が、明らかに動揺をしている。
「そうよ。アレよ、ア・レ」
いま自分に出来る限りの艶っぽい声を出し、二人の自爆を誘う。
「・・・あれって、まさか」
「そのまさかだけど、やっちゃダメなの?
誰かにやってもらうのが一番気持ちいいけど
いま1人だし・・・自分でするしかないから」
「ダメって事はないけど・・いまする?そんな事」
「だってぇ~、我慢できなくなって・・・」
「いや、だからそれは・・・」
完全に何かと勘違いしてるマメだった。
「マメなら優しいから上手そうだよね(力加減が)」
「ま・・まぁな」
「でも、サイも意外とこういう事得意そうなんだけど?」
「俺か?まぁな、なんだよ、やって欲しいのかよ」
「・・・うん、やって欲しい(肩揉みをね)」
「朝まで寝かせないぜ?その覚悟はあるのか?」
サイまでもが完璧に勘違いをしてるようだ。
「朝までは・・遠慮しとくw
5分か10分でいいよ」
「はぁ?そんなんで終わったら男じゃないだろ」
「でもぉ~、朝までなんてぇ~、サイが疲れちゃうよ?」
「そんくらいで疲れるわけねぇだろ」
そろそろネタばらしをしようと
「でもさ、いくらなんでも朝まで揉んでもらうのはちょっと心苦しいかな」
「「揉む?!」」
「うん、そう。
さっき言ったじゃん
肩凝ったって」
「「・・・・・・・・・・・・・・・。」」
「なんだと思ってたのよwww」
爆笑しながら悪戯っぽく聞いてみた。
「てっきり1人でオナってると思ったぜ」
「オナってるって?」
「1人Hの事だよ!」
なかば切れ気味のサイだった。
「はい!言った~wwww」
「さな、てめぇはめたな!?」
私はケタケタ笑いながら
「さっきの仕返しで~す♪
ほんと、どスケベ、変態だわねwww」
微かにサイと思われる舌打ちの音が聞こえてきた。
「・・・・・ちっ」
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