僕には何にも無い 透き通るような淡くて綺麗な色を秘めてたのに 瞳から零れ落ちた、無色の華は枯れ落ち 波紋が広がるように漆黒に染まってゆく 無い色を求めて無意識に手を伸ばしても 宙を掴み取るだけ 絶望に眩んだ命は 僕を手放そうとした