主 2014-06-26 19:33:36 |
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(何故分かったんだろうという疑問があったがそれは声に出さず無言で頷く。忘れもしない…父が死に母が死んでいき、ありふれた日常が終わりを告げた悪夢のような日々を…今でもハッキリ覚えている。孤独で辛くて苦しくて、何度も死にたいと思った。それでも生きたのは両親が最後に言った言葉を、意志を継ぐためだった。「…いいの…?もう泣いてもいいの…?弱音を吐いてもいいの…?もう一人じゃない…?」自然と震える声と歪む視界で彼に問う。いつの間にか敬語は取れていて、今にも泣きそうな表情で相手を振り返り)
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