_____俺は小さな頃から平気で嘘をつく。
「なぁ!知ってるか?あっちの方で事件があったらしいぜ!」
「嘘だぁ!裕太君はなんでも嘘をついちゃうもん!」
今までどうでも良かった。嘘をついても怒られない、どうせ大人になればなおせばいい。
そう思ってた。あの幼馴染みに恋をするまでは。
「俺、お前のことが好きなんだ……付き合ってくれ!」
ぎこちない告白をアイツは受け入れてくれるだろうか?アイツなら……
「………ごめんね…私、好きな人がいるんだ……!」
気付かなかった……もし、アイツが受け入れても彼氏という大きな存在にはなれない。
アイツが口をひらいたその瞬間、俺は耳を疑った。
「だって……どうせそれも嘘でしょ?」
「……!??」
……俺の中には悔いしか残らなかった。
>1、
>2は説明と主のプロフです。