。 2014-06-11 20:36:44 |
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っ…_最ッ悪だ…俺…(相手から発されたのはやはり謝る声。俯いていればぽつり、ぽつりと増えていく言葉に唇を噛みしめる。突如ドアが音を立て、見なくても彼が出て行ったんだと感じた。只々相手が心配だっただけなのに、どうしてこうなった?初めて見た彼の泣きそうな顔が脳内でフラッシュバックする。一人ソファの上で膝抱え顔を膝に埋めれば髪をぐしゃりと握り上記を述べて。そうか、今見た風景は、自分の子供の時とそっくり其の儘なのだ。母親が俺で、俺が遙だ。俺はもう、嫌われてしまったな、なんてことを思っては「くっそ…ッ」と声を零していて
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