好きって言ってよ? bl

「好き好き。ねぇ、オレのこと好き?」
「…好きって言ってよ。不安なんだよ。」
「オレのほかに必要なものなんてある?」

荻原　陸 / ｵｷﾞﾊﾗ　ﾘｸ / 18y

誰にでも優しく明るく接する。が、他人に見せるのは上辺だけの張り付いた笑みで、その裏には人に嫌われることが怖いという恐怖心があるから。相手の前では普通に笑うし何でも話す。大切だからこそ失いたくない訳で「行かないで」とか「好きって言って」といった類の質問をよくする。自分の存在は相手が居るからこそ成り立っていると思っている。割かし相手の言う事はよく聞く。


相手とは違い真っ直ぐな黒髪、前髪は斜めにカットしている。髪型以外の容姿は相手と似ている為あまり個性を感じない。私服はシンプルなものが好き。しかし、そんな中で左耳にしているピアスだけがどこか反抗的に見えている。

一人称「オレ」二人称「呼び捨て、さん、君」


＿＿＿＿何…朝…?
(ふわふわとした夢を見ていれば、急に自分の身体が揺さぶられてビックリして。回転の悪い脳は、この事態を最初、ポルターガイスト現象だの心霊現象だの訳の分からない解釈をしたが、すぐに聞こえてきた愛しい相手の声に目を擦りながら上記を述べる。映画、そうだ、映画を観に行くんだった。やっと回りはじめた脳で約束していたことを思い出すと頭を掻きながら「ゴメン、今から準備するね」と相手の頬に手を添えふわりと笑ってみせ。今日も好きだなぁ、なんて考えるとすぐに襲って来る相手は自分を嫌っていないだろうかという恐怖。聞いてしまえば楽になるだろうが、とりあえず今は映画が先だろうと上半身を上げて

(/先ほどの者です!
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