お、おう。 …しょうがねぇ野郎だな、離すんじゃねぇぞ? (先導してくれと手を差し出す相手に更に面食らいどもりながら返事してしまい。落ち着け、こいつは真っ直ぐ寮に帰りてぇだけだ、と自分に言い聞かせればどうにか冷静さを取り戻し、ニッと笑んで差し出された手を引いて歩き出し。相手の考えなど露知らず、心臓に悪いこと言ってくれるぜ、クソ野郎、と心乱されているのは自分だけだと思い込み)