槞鴉 2014-06-02 18:00:57 |
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秋兎
そうか?
だが…いや。それなら頼む。
【十夜に言われ、不安は尽きないもののコイツだって本人の言った通りこの世界長いんだから大丈夫だろう、と自分に言い聞かせる。優姫をここに置いておくのは少し気が引けるが、公衆の面前であるのだから危険なことも起こらないだろうと踏んで、十夜に「とりあえず優姫が男だとバレないように気を遣ってくれ。…くれぐれもスキャンダルになるような事はするなよ」とこっそり念を押すと出演者の楽屋がある方に歩いていき】
十夜
りょーかい。
ん?ああ、別に何もしてなくて良いよ。
まだ準備かかるみたいだし、ちょっとこの辺で待ってようぜ。
【秋兎に軽く手を振って答える。普段なら自分はあまり気を張らなくても秋兎が完璧にこなしてくれるので良いのだが、今は一人で何とかしなければいけない。それにもう一人守らなきゃいけない奴が。相手をふと見ると、何やら戸惑った瞳が自分を見つめており、そんなに俺の方見なくてもスタジオとか見ていればいいのに、と思いもしたが相手が素人だったことを思いだしたらしい。労る声を掛けて手招きをし、自分も椅子に座って相手を隣に誘い
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