主 2014-03-02 18:07:42 |
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…うっぜぇっての、あの先公…
(とある担任教師からお目玉をくらったばかりなのかダンダン、と足音に怒りを滲ませながら屋上へと続く階段を上っていく。あまりにもの教師への不満に誰もいない階段で独り言まで吐いてしまうのだから相当少年の頭に血が上っているということが伺える。右手には煙草が入った箱を握っているからおそらく青空の下で一服するつもりなのだろう。勿論己は17歳でまだ未成年だがこの学校ではいわゆる不良…といったものでこの程度の喫煙はなんなく常にしていることだ。やっと屋上へと繋がるドアの前までたどり着くとしかめっ面のまま勢いよく扉を開ければ差し込む陽の光。今はまだお昼頃だからこんなに陽が強いのだろう、ドアをいらない勢いまでつけて開けたことで怒りも少々は和らいだのか目を細めるとフェンスの近くまで歩いて煙草を加え
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