ひぐま 2014-03-01 00:02:18 |
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────カノsaid
痛い怖い寒い助けて、怖いよ助けて、
昨日はこのくらいの時間だったっけ…お仕置きの時間。
カチカチと音を立てて進んでいく秒針に僕は身体を小刻みに震わせていた。
きっと大丈夫、明日になったら…今日を越したらきっとお母さんは元通りに僕に笑顔を向けてくれる。大丈夫、大丈夫…大丈夫。
秒針の針が00:00を指したときいきなり目の前の扉が開いた。
棒器を持った母と共に。
ねえ、戻ってくれるよね。お母さん。
僕がそっと母に微笑みかけると頭に走った激痛に意識が遠退くのを感じた。
────────────……
目を覚ましたのは翌日の事だった。
床に飛び交う血痕の痕、いつもの事。
嗚呼、もうこんな時間じゃないか。早く用意を済ませないと、
毎回着用している黒い長袖と長ズボンを着るとフードを深く被ってバッグを背負う。
ちょっと早めに用意がすんでしまったようだ、なら近くのあの公園へ行こう。
なんだか楽しそうなことが起きるようなそんな気がして、軽い足取りで玄関へと向かった。
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