ぬめり気をまとった触手がもう足元まで伸びてきた。粘液をたらしながら不規則な不規則な動きで進んだ来る。 四方を冷たく固いコンクリートに囲まれ逃げ場もない。目の前には長く触手を伸ばした異形の塊が藁人形の体を狙っている。絶対絶命。