「よう庶民。まだ学校に通えるくらいの金はあるんだな。まあ、あとどのくらい此処に通えるかは分かんねェけどな」
『やだな-、君らこそ何でこんな庶民がいるところに通ってるのかな?金持ちなんでしょ?...嗚呼、頭が悪いからか。ごめんよ、気づかなくて。』
ある2つのグループはとても仲が悪く、何時も顔を合わせるたびに喧嘩になっていた。
その理由は片方のグループは金持ち、所謂お坊ちゃん達、
もう片方のグループは一般庶民、その中でも貧乏な家庭育ちの子達
だったから。
この2つのグループの他にも金持ちだったり貧乏だったり、という人はいたがある出来事でこの2つのグループは敵対するようになった。
_____1年前______
貧乏グループの1人が次の授業が移動教室の時
教科書等を手に抱え、教室に行くための廊下を通り過ぎようと歩いている途中廊下を占領して歩いていた金持ちグループにぶつかってしまい。
其の侭床に倒れ込んだ貧乏グループの1人。そこまではよかった、
_ぶつかった衝撃で教科書が偶然にも開いていた窓から大雨の降っている外へと飛んでいき、大きな水たまりに落下していったのだ。
窓から教科書を見てみるも既に教科書はびちょびちょになってしまっていて、貧乏な家で育ったために新しく買うことはできるはずもなく、廊下を占領して歩いていた金持ちグループに腹が立ったのか
『俺の教科書どうしてくれんだよ!金持ち野郎が!』
と怒りをぶつけた結果
『ハッ、そんなの買えばいいじゃねェか。..嗚呼、庶民には無理か。何なら金出してやろうか?』
なんて挑発的に言葉を返されてしまい。その馬鹿にしたような態度に苛立った貧乏グループの1人と金持ちグループが揉め始め。
それを聞きつけた貧乏グループ達が加わり、さらに状況が悪化していき。
何とかその場は駆けつけてきた教師たちにより収まったものの、そのことがあってから金持ちグループと貧乏グループの仲が悪くなってしまい、今に至るという。
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>1 ルール等
>2 主pf