〇〇〇〇 2013-12-14 17:15:42 |
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理由は、無いよ
((御門みかど。ななつの月の四番。彼女はそれ以外の何物でもないし、別にどうとも思わない。彼女とは組織の中で一番親しくしていたが、お互いがお互いに興味があったわけでもなかったため一緒に居て居心地は悪くなかった、以上。僕にとっての彼女はそれだけの価値しかなかったし、一連の行動に対しての理由をあげる義理もない。――しかし彼女はおよそ「感情」というものが欠落していたため、こうして涙をこぼすのは初めて見た。やがてきっと彼女は二世をひどく憎むだろう。いずれ彼女の片割れと共に二世を殺しに来る未来が僕には見える。まあ、僕がそうなるように二世にわざわざ彼女を襲わせ髪を刈らせたわけだが。…等と考え、横で黙って立って見ていただけの僕は、地面にみすぼらしい恰好でへたりこむ小さな彼女を見下ろし、僕は淡々と上記を告げた。))
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