名瀬博臣 2013-11-30 00:29:10 |
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――まぁ、…うん。強い否定はし辛いかもな。根本的には断られるつもりで渡した目薬だし、べつに差さなくとも良い気はするけど、…もう何も言うまい。(頭に浮かぶ光景へ曖昧な言葉を洩らして、切り替える様にふるりと首を横に振り。)「条件」とは言っても、何も無理難題を突きつけようって訳じゃない。むしろ簡単なくらいだ。この目薬をさしてやった後、博臣に眼鏡を掛けさせて欲しいってだけのこと。な?難しくも何ともないだろ。(さてどうする、と言いたげに視線を向けつつ目薬を掲げて緩く揺らして。)
馬鹿にしているわけじゃないのなら、一体なんだって言うんだ(うぐ、)……くっそ、つくづくお前には全部見透かされているような気がして来るからイラッとする…。なら、とか言うなよ。僕が無理に言わせたみたいじゃないか。確かに実際、僕が言わせたようなものだと思うけどさ。…ただ単に暖を取る為だけに利用されるなんてのは御免蒙りたいからな。(驚いた様に目を丸めた後、複雑げな表情を滲ませ拳を握る力込め。)
そっ、か。…そこまで喜んで貰えると僕も意を決した甲斐があるって、気がする。(片手で自分の口元押さえると同時に少しばかり頬を紅潮させると、つーっと相手から視線を逸らしてぽそ、ぽそり。)にしても、自分で自分のことを王子とか言うか、普通。そりゃあ王子か姫かといわれれば王子の方だろうけど。(ふ。)
なあ博臣。願い事を口にすると叶わなくなるって話、知ってるか?(にこ、)
合成じゃない。真実だろ。(サッと携帯を背後に退避。)
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