ヌシ 2013-09-15 01:03:16 |
通報 |
(/ 翌日の朝。鞄と花を持って、憂鬱な顔で教室へと向かう。昨日帰った後も、槲君の事が頭から離れなかった。学校を休みたいと思ったが、休めばお義父さんやお義母さんに何て云われるか分からない。教室の前迄来れば、パン、と両手で両頬を弱く叩いて、気持ちを切り替える。こんな顔を何時迄もしていちゃ、周りの人に怪訝に思われるだろう。教室の戸を開け、鞄を机の横に掛ければ、教室窓際隅に置かれた花瓶に持っていたユリの花を差し込む。花の中でも一番好きな花だ。優雅で、凛と咲いているユリの花を数秒見詰めた後。花瓶の位置を少し変えて置けば、まだ自分以外誰も来ていない教室で一人ぽつんと己の席に座り、窓の外をボーッと見詰めて。/)
(( こんな感じで宜しいでしょうか?、))
トピック検索 |