East City

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歯車  2013-09-14 14:20:29 
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貴方は今まで歴史を学んだことがありますか??
それとも今まさに学んでいる最中でしょうか??
何れにせよ、歴史上では我々の知らないことが我々の知っている歴史の裏側で、
全て同時に起き、互いに交錯しあっています。
これはそんな一つの時の中で生きる人々の世界を描いた物語。
貴方の詰まらない、楽しい、変わらない日常もまた…
今起きている歴史の1ページであり、
彼らの歴史もまた、彼らにとっての日常である。

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  • No.4 by 歯車  2013-09-15 19:24:03 

第一話~若かりしジャック~

耳当たりの強いヘリのモーター音を遮るように、
途轍もなく重い鉄の塊を頭に装着する。
酸素マスクの機能の特徴として、不自然な呼吸と高低差の気圧が耳を支配した。
右のハッチが開くと同時に強風の吹き荒れる大空を見詰めた。

「ジャック、今回は機密上の作戦だ…空軍で近年開発されたHALO降下にて潜入してもらう。
尚、実践としては発の降下となる。訓練や研究でも大きな効果を齎している。
心配は要らないだろう。」

聞き慣れた親しみ深い声がメットのスピーカーを通して聞き取れた。

「あぁ、解ってる。」
「…ジャック、もう一度作戦内容を確認しておこう…
君の任務はソ連軍ヴォルシイェ・ナイディエジュディ設計局の機密核兵器の破壊、
及び、ソ連軍大佐イワノフの暗殺だ…
彼は我々、『East City部隊』の再建時に自国の軍を進軍させ、
運搬休止時に米国製の小型携帯核爆弾を強奪して逃亡した。
そして、自らのソ連のツェルノヤルスクの核実験施設を破壊した。」
「ソ連はこれを米国の判断で俺達に撃たせたものだと思い込んだ…か…」
「そうだ。冷戦の最中こんなことが起こればソ連も核攻撃に出ざるを得ない。
なんとしても阻止し発端であるイワノフを暗殺してくれ。
出来なければ…我々に未来はない。」
「何かいい話はないのか??…」
「ふむ…上手くいけば数時間で帰還出来るミッションだ。」
「っはは。夕食までには帰れそうだな。」
「あぁ…それと、ジャック。」
「なんだ??。」
「もう一ついい知らせだ。」
「どうした??。」
「今回の作戦の無線サポートには『彼女』が参加してくれる。」
「何!?本当か!!…それは心強い。」
「あぁ。さて、そろそろ降下地点に到達するぞ。」
「解った。」

そうして、通信を切ると一面が深緑の地面に向かって飛んだ。

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