じゃあ、黎さん。 (相手に指摘された通りに呼んでみる。少し親近感が湧いたと思いつつも、落ち着かない。そのうち慣れるだろうと解釈して修めた。己が差し出した物を早々に口に含むその姿に笑みが零れる。稀に見せる子どものような仕草に「美味しいですか?好きなら俺のもあげます。」と包みから新しいものを出す。)