トピ主 2013-09-04 00:22:23 |
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(思いもよらなかった答えに、ぎょっとした。面倒なことを聞いてしまった。先に相手の降りる駅を聞いて、“あらそうじゃあさようならー”なんて、軽く流せば良かったのに。やっぱり私、もっと先の駅だったわ、なんて今更言えないし。電光掲示板から、首を傾げる相手の顔に視線を移せば、緩く笑顔を作っていて。無意識なのだろうか。常にきゅっと口元を締めていた恋人――元恋人とは異なる、暖かさというか、愛らしさというか、そんなものを感じる。それと、どんどん近づいてくる、あまり気兼ねのない性格は、何だか子犬を見ているようで、此方も思わず笑みが溢れて)
どうかしらね。
(家まで近かったら、さすがに会ってるだろう……。電車が止まったので、もたれていた体を起こし、ホームへ降りる。同じ駅なんだから、ちゃんと居るわよね。と、確認のためにちらりと後ろを振り向いてから、近くの自販機へ歩いて行き。「何飲む?」と、お金を入れてから首を傾げ)
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