相変わらずだな、澪は。 (彼の様子からつい笑みが零れる。大きな荷物を持つ手には自然と緊張からか汗が滲む。空いた片手で微かに彼の手に触れてみれば一瞬だけど懐かしい感じがした。「知ってるよ。あのマンションだろ。」指差す先には自分の住んでいるマンション。そして彼がこれから住むであろうマンション。どこかで確信した様子で彼に尋ねる。) (ごめん。← めっちゃ間空いた。)