高槻 湊 2013-09-02 18:54:32 |
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(/主もそんな感じです!
では校舎裏からロルテストに絡ませて頂きますねっ)
──ッ、…さわ、んな…っ。
(何れくらいこうしているのだろうか、当初ははっきりとしていた意識も時間の経過につれ少しずつ、だが確実に朦朧としてきているのが解り。こうなった経緯と言うのは無論、以前喧嘩を吹っ掛けられ返り討ちにしてやった連中が再び目の前に現れたと言う訳だが、その人数が倍に増えており流石に成す術が無く今に至り。然し其の事実に対して何を思うでも無く、ただぼんやりと目前の景色を目に入れるだけで。今は然程でもないが、動き始めれば先程の痛みが蘇って来るのだろう。誰かに発見され面倒な事になる前にこの場を離れたいのだが体を動かす気力さえ無く、どうせ誰も来ないだろ、と瞼を伏せたのも束の間、何者かの足音が聞こえ。思わず舌打ちをしたくなるが結局は何もせずに四肢を投げ出して居り、暫くして聞こえる声にすら反応する事無く。次第に声の主は足音と共に此方に近寄って来て、更には頬を軽く叩いて来る始末。不愉快な感覚に痺れを切らし相手の手を振り払おうとするが手を上げるのが億劫な余り僅かに顔を背ける事しか出来ず。“触るな”と言おうとする言葉は想像以上に掠れ声が出ず、こんなにダメージが大きかったのだろうかと驚く程で。取り敢えずこんな状態では何時も通り相手を追い払う事は不可能であろう、ならば自分が行動するまで。力の入らない足を無理に立たせ何とか立ち上がりはするが其の時点で息切れが酷く浅く荒い呼吸をするばかり、何処かに力を入れれば呼応して痛みの走る脇腹に時折顔を歪めながらも一歩足を踏み出した途端大きく視界が揺れ。何が起きているのか察する暇も無く体は地面に崩れて行き、程無くして意識が途切れ)
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