石動 叶平 2013-08-24 17:54:53 |
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.....ん-、お-け(夕飯の準備を手伝わされていると姉と先生がおりてきた。目に映るのは2人の姿。美人な姉と綺麗な顔をした先生はとてもお似合いだ。ふと先生に目をやるとなんだか眠たそうだ。ーー“最近寝てねぇのか?”ーー、と心の中で心配し乍らも黙って準備をしていく。席についた途端に姉の肩に凭れる相手。何かが俺の中で崩れそうになった。ーー“触れたい”ーー、そんな思いだけ強くなっていく。何とかぐっと胸に押し込んで笑顔をつくる。己の前は先生、嫌がらせかと思ったものだ。席に着くと姉の肩に凭れて寝息を立てる先生が目についた。『疲れてるのねぇ』なんて母が小さく笑っている。先生の髪をすく姉の細い指。其れが俺ならーー......
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