石動 叶平 2013-08-24 17:54:53 |
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ただ-ま...(玄関を開ければ姉が相手の事を待っており、思わず視線を逸らせばぶっきらぼうな態度をとってしまう。靴を脱げばそのまま2階にある己の部屋へ行けばベッドへと腰掛ける。ドア越しに聞こえるのは階段をのぼる足音と楽しそうな話し声。耳を塞ぎたくなればヘッドホンをつけて音楽を流す。1人になり考えてしまうのは8割がた姉の婚約者、ーー己の愛する人のこと。ダメだとわかっていてももうこの気持ちは抑えれない。しかし、今の関係を壊すことも出来ない。そう思えば自然と目尻が熱くなり涙が頬を伝い。いけない、と慌てて涙を拭えばベッドに寝転び目を閉じて
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