t. 2013-08-23 20:06:27 |
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____、
(白昼夢だったのかもう僕には分からない。只此処で過ごした日々は何よりも宝物でまるで僕に色を与えてくれたみたいだった。僕は無色だ。他人を見ていれば分かる好奇心という名の色がなかった。何にも染まりたくないし何かに染まる気もなかった。何かに染まったら僕はそれこそ皆に咎められた'天才'という名こそなくなってしまう気がするから。___でも多少は変わったらしい。彼に会ってから、僕は何か色という運命に縛られた。だからこそ良かったのかもしれない。何かに縛られるのが嫌いだった僕は、色をくれることで僕はきっと違う見方でこの世界を見れたから。)
お嬢、様、 ?
(ふと雨が目立っている視界。熱の所為なのか霧のような雨なのか視界がぼやける視界。彼女を見つめていたら、どうやら相当濡れているようだ。___嗚呼、ほら早く乾かして、お風呂にはいらなかったら、風邪ひいちゃうよ。でも僕は執事だから、せめて最後だけは執事らしく終わらせようか。それが一番いいかもしれない。「 ___ お嬢様、早く部屋に戻っておいで。 __ 僕は少ししてから戻るからね 」今だけは少しな嘘で笑顔を造った。笑って、笑ってください。)
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