主 2013-08-21 03:00:05 |
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……っ(再び、己の呼び方が“優弥様”に戻ったことに気づき、目を逸らした。思えば、自分たちは執事と主の関係であり、二人で食事をする間柄ではないのか、と。弁当や紅茶の用意をしてくれることも、あくまで執事としての仕事なのだと思い出すと、怒りとも悲しみともいえない感情が湧き上がって。)触るな……っ(その後の言葉は、確かに己を心配するものであったのに、つい手を跳ね除けてしまった。舌を見つめられたという恥ずかしさから、手のひらで口元を隠すように覆った。)
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