私だって怒ります! (じとり、頭をなでる相手を見上げ。犯罪。其の言葉に、ドクン、と心臓が大きな音をたてた。まだ、駄目なんだ。教師と生徒である限り、先生は私のこと好きになってくれないんだ。ポロリ、溢れそうになる涙を堪えた。もう解っていた事じゃないか。今更、何で涙が出てくるんだ。「好き・・・なんて、ね。」相手へと視線を向ければ静かに言葉を紡いだ。冗談、と浮べた笑みは泣きそうに見えたかもしれない。)