-不思議な人です、本当に。 (此の容姿からか、そんなに真っ直ぐに可愛い、なんて言ってくれる人はいなかった。変わっている人、だなあ。じい、と彼を見つめていると立ち上がる彼。まだお昼、寝たりない。寝たりない・・・けれど、彼と一緒にいたい。己も上体を起こし立ち上がれば相手に続いて。防音室の扉を開き中に入ろうとするも、扉が重たい。ぬぬぬ、なんて踏ん張りながら扉を押す手に力をこめて。)